たとえ長さが違っても

昨日から僕はオールバックになった。前髪の長さが鼻の頭くらいになると、爽やかな印象から遠ざかってしまう。そこで僕はヘアジェルを使ってオールバックにすることにした。おでこを出してみると、どことなく世界は広くみえた。

さて今日のオールバックの僕はエディブルフラワーを咥えている。エディブルフラワーっていうのは、その名の通り食べられるフラワーで近年認知されてきている。素敵なスーパーで見かけるまでに広がってきた。エディブルフラワーなんてものが広まるずっと前から、僕は花の蜜を吸っていた。田舎の子供達っていうのは花の蜜を吸ったことがある人が多いと思う。僕は吉岡さんちのお婆ちゃんの育てているサルビアが無くなるくらい吸っていたことを思い出す。小学校の道すがらもツツジをむしっては吸い、むしっては吸っていた。蜂と蜜を取り合っていた。

社会人1年目の時に僕は広島の公園でツツジの蜜を吸った。子供心や遊び心をキープするために定期的に吸った方がいいものだと思っている。タバコの煙よりも、花の蜜を吸うおじさんに僕はなりたい。たとえその頭が禿げていたとしても。

話は変わるけど最近靴下を片方だけ無くすことが多い。それはもう多くて、困ってしまっている。洗濯のたびに消えていく。まだまだ現役の片方靴下を捨てるのも忍びないと思い、大切に保管していた。これも昨日ついに解決した。オールバックといい、靴下といい、良いことが連発してしまった。年初めの大吉は嘘でなかったんだと確信。異なるソックス同士でチームを結成させるのが解決策だ。昨日僕は左足に長い灰色のハイソックスを履き、右足に青のくるぶしソックスを履いていた。こんな風に別々の靴した同士でチームを組ませるのだ。考えてみれば僕はよくヨレヨレのパンツを履いている。だけどそんなことは誰も気にしちゃいない。左右色や種類の違う靴下を履いていようとそれを咎める人はほとんどいない。長ズボンを履いていれば知る術だってない。

今日お酒を買うときに、酒の缶チューハイのコーナーにて大きな声で「攻めかなあ、守りかなあ」と僕は言った。同じく酒を見ていた知らないおじさんが「そりゃあ攻めだろう」と自然にアドバイスをしてきた。「やっぱりそうですよねえ」僕はアドバイスに基づきミックスジュース酎ハイを買った。一連の自然な流れに、言い知れぬ爽やかさを感じた。夕食にはジャージャー麺を食べた。

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